デキモノ(しこり・ケロイド・肉芽の違い)

ピアス肉芽の種類色々の典型画像ピアストラブル

デキモノには種類があります。

問題のないものから、クエン酸療法やホットソークで悪化するものまでいろいろ…。

ピアスに良くできるデキモノ・しこりについて、特徴を順番に解説していますので、症状に合わせた適切な対策をとってくださいねm(__)m

「肉芽」に関してはこちらのページに特設しています_(._.)_

もちろん、自分での判断ができない場合、治らない場合はお医者さんへ。

※イメージ画像に関しては、典型的な例を元にイラストにしています。実際の症例とは異なる場合があることをご了承下さい。
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ピアスホールのしこりの種類

ピアスホールでよくみられるしこりとして

  1. 問題のないもの
  2. 腫れ・潰瘍など
  3. 膿瘍
  4. 粉瘤

の4つをご紹介します。

①問題のないしこり

ピアスホールは、何もなかった柔らかな「お肉」の中に硬い「皮膚」ができるので、その皮膚は少なくとも「しこり」と感じます。

ピアスホールの中は皮膚ができている

よく「しこり」で相談される内容のホトンドがコレ

症状は特になく、ほっといてOK

肉芽や他のデキモノとの違いは、他のトラブルがなく、どんどん大きくなっていかないというところです。

なので特に対策しなくていいんですね(^^;

問題は、ピアスホールを閉じる時

ピアスをあけてすぐ閉じた場合や、皮膚が出来てからでも体が皮膚を分解できた場合は消えることがあるけれど、消えない場合も多いです。

除去したいときは、皮膚科や形成外科に相談をします。

②腫れ・潰瘍

ピアス肉芽-腫れ・潰瘍の典型画像

耳の中で腫れや内出血を起こしていて、しこりと感じることがあります。

表面にあれば赤く腫れぼったいので見て分かりますが、ピアスホールの中で起きていると触ってはじめて分かることも。

​対策
  • 刺激を与えてできたシコリに関しては、少し様子見。ホットソークもOK。
  • 金属アレルギーの場合はホットソークで悪化しますので、できるだけ早くピアスの除去か交換。
  • 消毒や石鹸かぶれの場合は使用を中止する。
腫れの種類や対策は「腫れのページ」もご参照ください

潰瘍とは

酷い「ただれ」の状態です。

ピアス:肉芽、潰瘍

ピアスのキャッチをきつく締めていたり、金属アレルギーが酷くなったり、間違った民間療法(オキシドールやアルコールの消毒、クエン酸療法など)で刺激を与えてしまったケースがかなり多いです。

対策
  • 基本的には安静と清潔(流水洗浄)
  • ピアスの選び方が間違っている場合は↓を参考に、適切なピアスを選ぶ

​症状が酷い場合は軟膏を使うことも考えられますので、皮膚科でぜひ相談してくださいね。

③膿瘍(のうよう)

ピアス肉芽-膿瘍の典型画像

膿のかたまりが、ピアスホール内や脇道に潜んでいる状態です。

表面に膿の袋が見えることもありますが、中にあるとしこりと感じます。

ピアスのしこり-膿瘍のイメージ図

ニュルニュルと膿が出てきている場合が多いです。

対策
  • 洗浄をしっかり、感染対策をする。
  • ホットソークで循環を良くする。
  • よく食べて良く寝る。
  • 場合によっては細いピアスに変える

​脇道を作ってしまった場合は洗浄をきっちりできない、塗り薬では効果が届かないので、自分の免疫に頼るのみ。

自宅での対応は難しいです。

皮膚科などで飲み薬などのお薬を貰ったり、酷い場合膿の袋の中を直接洗浄(細い注射針などで刺すことも)するなどして対応されるのがほとんどとなります。

ついついやっちゃうんですが、膿は押し出そうとしないでくださいね(^^;
悪化の原因となります。

膿と体液の違いや、対策はコチラ:体液(膿・浸出液・出血)から。

④粉瘤 (ふんりゅう) (表皮嚢腫)

ピアスのしこり-粉瘤腫のイメージ図

ピアストラブルで良く聞く言葉ですが、膿瘍とどう違うの?と思いますよね。

皮膚の下に袋状の構造物ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)と皮膚の脂(皮脂)が、剥げ落ちずに袋の中にたまってしまってできた腫瘍の総称です。ときに化膿して真っ赤に腫れ上がったりすることがあります。皮膚腫瘍の自己診断は非常に危険です。

https://www.dermatol.or.jp/qa/qa17/index.html より抜粋

つまり、膿や古い皮膚のかたまりという意味では膿瘍と同じなのですが、やっかいなパワーアップ版​

皮膚で袋のようなものを作ってしまっているので膿を出しても解決できないんです。

膿を出すとしこりが小さくなり、解決したかのように勘違いしますが、実は全体をくり抜かないと何度でも再発してしまいます。

​対策
  • 皮膚科・形成外科に相談
  • 応急処置は膿瘍と同じ

しこりの一種、肉芽の種類

しこりの一種としては肉芽も挙げられます。

穴の横に見えていることもあれば、見えない場所でしこりとなっていることもあります。

「ピアス肉芽」と呼ばれるもので代表的な

  • 異物性肉芽腫
  • 血管拡張性肉芽腫
  • 成熟瘢痕
  • 肥厚性瘢痕
  • ケロイド

をご紹介します。

参考 もっと詳しい情報は肉芽の原因と種類のページに記載しています

異物肉芽腫

ピアス肉芽-異物性肉芽腫の典型画像

簡単に言えば体が異物(ピアス)に反応しすぎて、自分の細胞を壁にして防御しようという反応のことです。

一般的に、炎症が起きている時は赤く痒みや痛みがあり、それ以外のときも腫れぼったくデキモノができたようになります。

肉芽をほっとくとどうなるのか?

異物肉芽腫と癌の発生に関しては明確な因果関係は証明されていませんが、異物肉芽腫が長期間存在し、潰瘍化を繰り返す場合は、癌発生を促す可能性も否定できないため、できるだけ早期の異物摘出が望まれます。

http://www.jsprs.or.jp/member/disease/nevus/nevus_19.html より抜粋

つまり、絶対になるかはわからないけれど、癌になる可能性もゼロじゃないので、できるだけ早くに解消しましょうということです。

肉芽に限らず、ピアスのトラブルが続いたり悪化していく場合には、きちんと専門医の判断を仰いでくださいね(>_<)

血管拡張性肉芽腫

ピアス肉芽-血管肉芽腫の典型画像

一見血豆のような感じですが、血が溜まった袋とは違って中は毛細血管の塊のようなものなので、潰しても潰しきれない特徴があります。

成熟瘢痕(ただの傷あと)

ピアス肉芽-成熟瘢痕の典型画像

簡単に言えば「傷跡」のことです。

ピアスの場合穴の周りを囲うようなミミズ腫れができたように見えます。

よくこのタイプのピアス肉芽を、「肉芽だ!」とクエン酸療法してしまう人が居ます。自然に消えるものなので、無駄に刺激しなくていいんです。

肥厚性瘢痕

ピアス肉芽-肥厚性瘢痕の典型画像

肥厚性瘢痕とは、治癒に時間がかかってしまった場合などに、先程の「問題ない瘢痕」が異常に増殖してしまう状態です。

瘢痕の一種ですので引っ張られる方向に盛り上がることが多く、炎症が起きているときは赤みがかっていますが、だんだん肌の色に近くなっていきます

ケロイド

ピアス肉芽-ケロイドの典型画像

傷などをきっかけに、組織が健康な皮膚にまで侵食して異常増殖する、肥厚性瘢痕が更にやっかいになったような存在です。

モリモリと大きくなる赤っぽい組織で、いびつな形のものが多いです。

ケロイドと肥厚性瘢痕・成熟瘢痕の区別

手術後の縫合創なども、一時的に赤みが増して硬くなることがあります。通常は術後1-2ヶ月を過ぎたあたりから、赤みが減り軟らかくなっていきます。しかし、いつまでたっても赤みが引かないどころか、盛り上がってきて、チクチクするような痒み・痛みが出ることがあり、この状態を「肥厚性瘢痕」といいます。さらに、もともとの傷の範囲を越えて、周りの皮膚に伸展していくものを「ケロイド」と呼びます。
(ただ、実はケロイドと肥厚性瘢痕を区別する明確な診断基準はありません。)

https://www.jichi.ac.jp/keisei/surgery/disease9.html より抜粋

つまり

  • 一時的な傷跡で、1~2ヶ月で症状が良くなるもの
    →成熟瘢痕
  • 傷跡が盛り上がってきて治りにくいもの
    →肥厚性瘢痕
  • 傷跡が盛り上がり、周囲にも広がり非常に治りにくいもの
    →ケロイド

とザックリ区別することができますが、肥厚性瘢痕とケロイドの見極めは医師でも間違えたり意見が分かれたりするところでとても難しい・・・・ということです。

ピアス肉芽として問題のない成熟瘢痕との違いは、傷跡が治っていくか酷くなっていくか、という点です。

繰り返しになりますが、ピアスの負担を軽くして清潔を保っても症状が悪化していく場合には、皮膚科や形成外科などの専門医を受診してくださいね。

しこりの上からピアスはあけられる?

基本的にNG。

しこりの存在によって穴が曲がってしまったり、貫通しなかったりする原因になります。

しこりの種類によっては、感染(バイキンで膿んでしまう)を起こす原因になってしまいます。

クエン酸療法の危険性

ケロイド、肥厚性瘢痕の治療は保存的(手術を行なわない)治療が第一です。手術治療は保存的治療の補助手段と考え、手術を行っても再発予防のために保存的治療を早期から行う必要があります。安易に切除を行って再発を起こすと、元のケロイドより大きくなってしまうこともあり、注意が必要です。

http://www.med.nihon-u.ac.jp/department/prs/05ts07.htm より抜粋

先程お伝えしたように、血管拡張性肉芽腫の場合はクエン酸療法で治癒が見込める「可能性も」あります。

逆に、ケロイドや肥厚性瘢痕の場合、刺激を与えることで再発をするどころか、症状がどんどん酷くなることが考えられます。

実際に症状が酷くなったり、潰瘍など余計な症状が発生してしまった人はたくさんいるので、自己判断でのクエン酸療法がいかに危険かを知ってください(>_<)

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