【透明ピアス】癒着・感染・埋没して危険なの?安全な素材は?|看護師が解説・ピアスケア | ピアスケアの理由

透明ピアス②癒着・感染しやすいって本当?

ピアス:癒着する? 透明ピアスについて

透明ピアスはファーストピアスに使えない?癒着する?膿むって本当?
毎日交換しないといけないの!?
これ全部、大げさです。

今回はちょっと詳しめに。理由を解説していきますね(*^-^*)

今の自分に適切な素材簡単に知りたい人は「透明ピアス比較」へ(*´▽`*)

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樹脂ピアスでありがちなトラブル

埋まる・癒着・膿む・腫れる

これらのトラブルは、素材というより、お手入れやピアスの長さ・大きさの選び方ミスのためだと思われます。

今から理由を説明していきますが、結論としては

樹脂だからと回すのはNG
毎日無理に交換するのもNG
消毒するのもNG
医療用ピアスも100%安心できない
適切な長さ・飾りを選ぶ

という事です(*´▽`*)

特に樹脂ピアッサーのピアチェーレやぷりぴあは、軸長が7ミリと短く、飾りも小さめなので薄くないお耳の方は慎重に使ってください。

樹脂ピアスは癒着しやすい?

樹脂ピアスは、表面が凸凹(デコボコ)しているから、細胞とくっつきやすいので癒着や耳に埋まる原因になる、と、よくピアスについて語られています。

が、ちょっと面白い文献を発見しました(/・ω・)/

表面構造では,特に粗面と滑面が細胞の接着性について比較されており,上皮細胞や線維芽細胞は滑面の方が接着が良好である

歯科インプラン トと生体軟組織(上 皮,結 合組織)と の界面

つまり、デコボコしているほうが、細胞とくっつきにくい!という文献です。

ちなみに、医歯学の論文を読んでいると「濡れ性(親水性)」が高いほど、組織親和性(組織とくっつきやすい=癒着しやすい)とされています。

医療場面では、組織とくっついてくれた方が助かることが多いので、医療用素材においては、この親水性を高める実験も多くされています。

ピアスとは反対です(^^;

癒着は滅多に起こらない

じゃあ、ピアスでは、ツルツルの金属も、ザラザラの樹脂も、癒着しやすいの!?と思ってしまう方もおられると思いますのでその説明です。

まず、癒着が完成するには3日かかるとされています。

マニアックに知りたい人はこちら

簡単に言えば、

(スタート)傷ができる
→血や体液が傷と素材をくっつける
→1~2日でくっついた体液は溶ける
→ザル状の繊維ができる
→3日目あたり、繊維に細胞がからまる
→この細胞が増殖して強くなって≪癒着≫

という感じです!

手術のあと、昔は傷が癒えるまでじ~~っと寝てすごしたものです。

すると、傷ついた内臓同士や埋め込んだ機械がちょっとも動かずにくっついたままで、そのまま癒着してしまうケースがありました。

なので最近は、できるだけ早期から動きなさい、とされています。

そういえば帝王切開のあと、翌日朝には廊下を散歩でもしなさいとスパルタなことを言われました(^^;

ピアスの場合はどうでしょうか・・・

3日間、じっと動かさずに過ごせますか?

たぶん、寝てる間、洗った拍子など、色々な場面で動きますよね(^^;

その行為だけで十分なんです☆

皆さまが癒着と思っているのは、ほとんど「埋没」と「浸出液」です。

癒着を予防するために

毎日、1回だけでいいので、適切に洗浄すること、です(*^-^*)

洗浄方法はこちら

つまり、洗ってあげること自体が、自然にピアスを動かすことになり、余分な体液を落とすことになります。

ちなみに、ある程度の体液は傷の治りに必要なので、カラッカラに乾燥させる必要はありません

回すのはNG

ピアスを回すことは、組織を傷つけて、必要以上の体液を露出させることになり、NGです((+_+))

癒着や体液の問題だけでなく、傷ついて弱くなった皮膚はピアスの「埋没」を起こしやすくもなります。

埋没の予防

皮膚が弱くなったり、ピアスが短すぎて「埋没」すると、最悪病院で耳を切開してピアスを取り出す外科手術になってしまいます(´・ω・`)

お金も時間も痛みもたくさんかかります((+_+))

透明ピアスは埋没されやすい、と言われますが、これは勘違い。

金属だって、同じ条件なら埋没します。

埋没を予防するために、

ピアスの長さを適切にする
ピアスの飾りの大きさを適切にする
圧迫に注意する
参考 適切な【ピアスの選び方】ぺージをどうぞ

などを気を付けてあげてくださいね(*´▽`*)

また

皮膚の状態を良くしておく
参考 適切な【ピアスのケア】ぺージをどうぞ

ことも、皮膚を強くして埋没を予防する大切な条件です(*^-^*)

医療用ピアス=大丈夫じゃない

プラスチック(樹脂)が医療用として活躍するには

生体適合性(体の一部と認識しやすいか)
生体結合性(体の組織とくっつきやすいか)
生体安全性(毒性・アレルギー性はないか)
滅菌処理耐性(医療用の殺菌に耐えられるか)
機械的特性(衝撃や曲げ伸ばしなどに強いか)

といった複数の条件があり、目的の医療機器の特徴によってどこまでクリアされているかは異なります。

難しい言葉が並んでいますが、例えば、素材によっては「いかに体と癒着するか」を求めて作られている素材もあるんです…(^^;

耳に癒着されても困ってしまいますね。

つまり、「医療で使われているものと同じ樹脂」だけだと、使い捨ての容器かもしれないし、豊胸手術で使うような体に埋め込むものかもしれないし、血管に数日留置するようなものかもしれないし…

「それぞれの特徴」に合わせて作ってはあっても「ピアス用」かどうかはわからないんです。

「医療用」が「ピアスに最適」という根拠はおそらく、ありません(´・ω・`)
(あれば教えて頂きたいです…調べたんですが、出てきません)

もちろん医療用=NGというわけでなく、医療用=安全医療用じゃない=危険というわけじゃないんだよ!ということです(/・ω・)/

感染リスクはあるかも?しれない

金属に比べると樹脂は柔らかいのはもちろんです。
柔らかいため、表面に細かな傷が付きやすく、汚れや雑菌が溜まりやすいとされています。

とくに,ポリプロピレン表面に乾燥付着した芽胞は,加温してアルカリ洗浄を行っても4割程度が生残することが明らかとなった.

【食品製造機器の衛生管理に関する基礎研究
―食品成分と微生物の機器表面への付着挙動―】

↑食品安全の研究ですが、ステンレス(金属)よりもポリプロピレン(樹脂)のほうが、バイキンがくっついて離れにくいという結果が出ていました。

エポキシ樹脂粉体塗膜,ポリエチレン(PE),硬質ポリ塩化ビニル(PVC),耐衝撃性ポリ塩化ビニル(HI),ガラス,テフロン製の試験片(中略)微粒子の付着性はほぼ同程度であり(中略)懸濁物質の付着しやすさに材質間で大きな差は認められないことなどを指摘した.

上水配水管内面に対する微粒子・マンガン・細菌の付着特性

↑一方、色々な素材に対して微粒子をくっつけてみた実験では、素材の間でそんなに差は出ていなかった、という結果も出ています。

が、細かく文献を読んでいったら、計算上の「有意な差」は出ないけれど、ガラス・テフロンはやはり細菌や粒子などがくっつきにくいことが分かります。

とはいえ、加工の方法によってかなり差が出てくるものなので、あくまで傾向の一つとして考えてくださいね( ..)φ

感染(化膿)の予防のために

ピアスホールが完成するまでは、毎日、適切な洗浄をしてあげてください。

適切な洗浄って??

基本、普通のお風呂です(*´▽`*)

やりすぎは、皮膚を傷めるのでNG。

あくまで、優しく清潔を保つ=バイキンの餌や住処を無くすことを意識してくださいね(*^-^*)

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