以前「体液」のページで、原因ごとの特徴と対策を解説しましたが、見た目ごとに判断したいというご希望があったので、このページでは見た目から判断していきます(*^-^*)
対策につなげる目安として参考にしてください♪
皆様の耳から出てくる「謎の液体」が判明することを願っていますm(__)m
「汁」の種類の見分け方
サラサラ透明(薄黄色)の液体=浸出液
いわゆる「ただの体液」で、中身は血漿とよばれる血液の液体成分です。
傷や異物に対応するために血管から滲み出てくる浸出液と呼ばれる液体ですね(^^)/
中には「傷を治せ~!バイキンと戦え~!」と指令になる成分が混ざっていますので、傷の治癒には欠かせないのです(^^)☆
ただし、金属アレルギーでも出てくることが・・・。
対策
- まずは金属アレルギーかどうかの判断と安全なピアスであることを確認
- ケアが負担になっていないかを確認
- そっと安静に放置する。
白く濁った液体=俗名クラスティ
先程の「浸出液」に、白血球などの細胞の死骸が混ざった状態です。
なぜかピアス用語でクラスティと呼ばれていますが、医療用語集には載っていないので由来は定かではありません(^^;
crustは本来はカサブタという意味なのですが、ピアス用語ではリンパ液に細胞などが混ざったものを示すことが多いようです。
対策
傷に一切バイキンが存在しない人はまあいないと思うので、多少白いのが混ざっていても
「あぁ、良く戦ってくれたんだな!ありがとう!」でOK(^^)/
次に説明する、酷い感染の状態にならないように、適切なケアを継続しましょう♪
黄色~緑に濁ったネトネト=膿
いわゆる「膿(うみ)」ですね(^^;
先程お伝えした白血球などの、バイキンと戦う細胞が負け続けると、バイキンが過剰に増殖し「感染」という状態になります。

感染を起こすと腫れ(炎症)が起きることが多いです。
感染が酷くなり、血液成分やバイキン、死んだ細胞などの老廃物がドロドロと溜まり、汚~い体液となります。
対策

粉瘤は自宅では対処困難なので、お医者さんへ・・・
分泌液の掃除法・消毒は?
気になると思いますが、パリパリやネタネタをとるのはNG!気になるならホットソークでふやかしてシャワーで洗い流します(‘_’)
分泌液が出るようなピアスホールは安定していないと考えられるため、掃除用のピアスフロスや消毒液などを使うことは避けましょう。
基本的には洗浄で自然に剥がれていくのを待ちます。
かゆい時の対処法
どうしても痒い!
というときには、ホットソークやアイスソーク(冷たいホットソーク)などを試してみてください(^^)/
冷やすと痒みが楽になりますし、温めて循環を良くすることは傷の治癒の後押しになります。
しかし、それでも痒みが収まらない場合は、酷い感染やアレルギーを起こしている可能性があります。
お近くの皮膚科等へ相談してくださいね。
分泌液はいつまで出る?
傷ができて日が浅いうち(数日)はわずかな分泌液が出るのは自然な事です。
傷を治すための成分が入っているので、乾燥にこだわらず、適湿で安静にしてあげてくださいね。
皮膚が出来てくる1週間~1か月程度でだんだんと体液が目立たなくなってきます。
安定したら分泌液はどうなる?
1週間~1か月し分泌液が出なくなってきた時期を、一般的に安定、と呼びます(^▽^)/
安定していれば分泌液は出ない事が多いですが、逆に安定してもまた傷の状態に戻ることもあり得ますし、安定していて分泌液がなくてもトラブルを抱えていることもあります。
あくまで一つの目安として参考程度に考えてくださいね。
安定しないときは
全然安定しないなぁ・・・とお困りの時は
をご参考にしてください。
案外、ピアスの負担やケアの方法を変えるだけで驚くほど状態が良くなることは多いです(*^-^*)
さいごに
これらはもちろん、判断基準のひとつにすぎません。
自己判断が難しかったり、微妙なケースも存在すると思いますので、治らないなぁ・・・不安だなぁ・・・と思ったら病院を受診してくださいね((+_+))!